メルリックス学院名古屋校ブログ

メルリックス学院大阪校通信~8月4週~

メル大阪
雨の多さや日差しの強さに滅入っていた8月が終わり、9月に入ります。夜風が秋めいてきました。現役生の皆さんは2学期が始まる頃です。夏に頑張った成果が表れているでしょうか。英文が少し早く読めるようになった、計算力がついた、公式がすぐに出てくるようになった、など小さな変化を感じることが大切です。
 長年医師数について議論されているのを知っているでしょうか。「医師不足」ということばをよく聞くので、日本の医者の数は足りないのでは?と思いがちですが、実際はどうなのでしょうか。OECDのデータを見てみると、人口1,000人当たりの医師数は日本では2.4人、OECD平均は3.5人です。少し前のデータなので、現在は変わっているでしょうが、決して多いとは言えないのが現状です。それでもここ20年の間に、医師数をだいぶ増やしてきたというのも事実で、ある資料によると2033年に日本の人口1,000人当たりの医師数は3.1人になると予想されています。では、医師数はこれからも増え続けるのでしょうか。
 医師数を増やすには医学部の定員を増やす必要があります。しかし、残念なことに厚労省は将来的には医学部の定員数を減らす方向で動いています。計算法などで若干のずれはありますが、2029年〜2032年頃に医師の需給と需要が均衡すると想定されています。そうはいっても、募集要項ではよく「地域枠」という言葉を目にしますし、「増員」を発表している大学もあります。それはご存知のように、地域によって医師数に偏りがあるからです。東京都、京都府、徳島県などでは全国平均より多くの医師数がいるところもあれば、茨城県、埼玉県、静岡県などでは全国平均よりかなり医師数が少ない地域もあります。それで、暫定的ではありますが、医師不足が起こっている地域を中心に増員を許可しているということです。つまり、偏在対策を行いながら総医師数を抑えていっている状況なのです。皆さんにとっては既知の情報だったかもしれませんし、今後受験生になる人にとっては、自分の時にはどうるのか少し心配かもしれません。
 先週こんなニュースが発表されました。厚生労働省は利息の医療ニーズにこたえるため、医学部の定員に「診療指定枠」を新たに設けるというものです。正式に許可されれば入学の際、将来特定の地域と診療科に従事することを義務付けることができ、これにより新型コロナウイルスの対応で不足が懸念されている救急や感染症の専門医など、地域のニーズに応じて確保することが可能になります。今回の発表では2023年度の医学部入学定員についてだけでしたが、2024年度以降の詳細についても今後検討されるそうです。
 状況が変われば、それに応じて様々なものが変わっていきます。何があるかわからない時代だからこそ、しっかりと状況を把握していきましょう。


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