例年、大問4題で構成されている。2013年度から小問集合が出題されるようになった。小問集合は看護学部では2011年度から出題されているので、対策として看護学部の過去問を解くのも有効だと考えられる。なお、看護学部の過去問は志望者には無償で提供されるので、入手を希望の場合は大学に問い合わせることを推奨する。
計算問題が多いのも、特徴である。特に、呼吸、光合成、腎臓の分野から計算問題が出題されることは多い。レベルもやや高く、「好気呼吸と嫌気呼吸の複合」+「呼吸商」のように、様々な知識を複合させて解く問題が目立つ。ただ公式を丸暗記するのではなく、現象と結びつけて理解しておく必要がある。
記述問題では、字数制限のある出題は見受けられない。ただ解答欄が小さめなので、簡潔にまとめる必要がある。書かなければならない部分、削ってもいい部分の判断が的確にできなければならない。
分野別の出題を見ると、タンパク質・遺伝子、同化・異化の分野からの出題が多い。反面、系統・進化、生態系からの出題は殆どない。
ここがポイント- 記述は字数制限がないが、解答欄が小さめなので簡潔にまとめる必要がある。
- 計算問題の攻略には、「何故その式になるのか」の理解が必要。
- タンパク質・遺伝子、同化・異化の分野は頻出。